
画像生成って難しい、、、。どんな手順で進めたら良いのかよくわからないんですよね。
そんな疑問にお答えします。
作りたい画像のイメージを明確にする
生成したい画像の基本構成
今回は田中課長の頭の中のイメージを具体化する流れで進めます。かつ使用する画像生成ツールは「Midjourney」とします。
まずはイメージを書き出すなどして要素を洗い出します。
その際のポイントは以下を注意すると良いです。

主題:男女のカップル
状況や動作:互いに見つめ合いながら話している
背景や場所:公園の池が見えるカフェ
です!
後ほどプロンプトにするので重要な順番に並べることが大切です。
画像生成の精度向上のための補足要素を考える
次に、以下の補足用の要素を考えます。今度は以下のポイントが重要です。
ネガティブプロンプトは不要な要素を除外するためのパラメータなので、生成した画像を段階的に調整していく時に使うと良いですね。

ライティング:昼下がり
スタイル:都会的なアニメスタイル
残りは、

解像度:high quality
アスペクト比:16:9
バージョン指定:v7

男女のカップルの特徴を教えてください。服装とか。あと季節はいつですか?

男性はメガネをしていてパーマをかけている日本人。女性はポニーテールで笑顔の素敵な日本人です。季節は春が良いですね。服装などその他はこだわりはないかな。
ということなので、こうします。
具体化したイメージを英語に翻訳してプロンプト化する
ここまできたらあとの手順は簡単です。
Google翻訳で英語にしましょう。すると、(スクロールできます)
A Japanese couple, the man wears glasses and has permed hair, the woman has a ponytail and is smiling, looking at each other while talking, a cafe with a view of the pond in the park, a spring Sunday afternoon, urban anime style, high quality
A Japanese couple in a cafe, the man has glasses and permed hair, the woman has a ponytail and is smiling, both are looking at each other while talking, sitting by a window with a view of a pond in the park, spring Sunday afternoon atmosphere, soft lighting, detailed background, urban anime style, high quality --ar 16:9 --v 7
その他も上のように少し調整して完成しました。さて、あとは実際に画像を生成しましょう!
Midjourney(Discord)で画像を生成して調整する
MidjourneyはDiscordを使って画像生成します。
Discordの詳しい使い方は別の記事を参考にしてください。
さて、生成してみます!どうなるか!!
生成されました。どうですか?なかなか素敵な画像ができました。
個人的には3枚目、4枚目が好きですがいずれにせよどれも良いですね。

はい!イメージしたものが早速できて驚きです!
いやー、青春時代を思い出しますね。良い画像ができました。
さらに調整してこだわるも良し、違うバージョンを作っても良しです。

あえていうならポニーテールじゃないところですかね笑
ということで別バージョンを吐き出してみたらこうなりました。

ポニーテールになりましたね!よく考えたら男性の髪にパーマがかかっているか怪しいですね。こだわり出すとキリがない笑
あとはorefパラメータでキャラクターを固定(厳密には一貫性を保つ)した上でプロンプトを調整して再生成することもできるので色々試してみてください。
この記事の趣旨(10分で完成)からは若干逸れますが、orefパラメータはイメージしにくいと思うので、この記事のアイキャッチ画像で使っている動画のキャラクターを固定してみます。
その上で、以下のようなプロンプトに修正します。(スクロールできます)
A Japanese couple jogging in the park, the man has glasses and permed hair, the woman has a ponytail, both are running and talking, , under the cherry blossom trees, spring Sunday afternoon atmosphere, soft lighting, detailed background, urban anime style, high quality --ar 16:9 --oref https://s.mj.run/UNYhbKW4Ekg --v 7.0
黄色でマーカーが引かれている箇所がorefパラメータを使った部分です。
キャラクターを固定した上で「桜並木の下を走っている」アクションに変更します。

おおー、走った!
スタイルはちょっと変わってしまいましたが、キャラクターは一貫しています。
ちなみに、先ほどのプロンプトにさらにsrefパラメータ(スタイルの一貫性を保つ)を追加すると以下のような画像が生成されました。
服装もスタイルも完全に維持されています。

すごい!でも、走ってはいないような、、、笑
プロンプトの「talking」がより効いた感じですね。
Midjourney V6ではできた細かいキャラクター調整がV7になって難しくなったところはありますが、色々調整してみて思い通りの画像を生成してみてください。

ちなみにiwパラメータというものを使って画像をどこまで影響させるか、を操作することもできます(1がデフォルトで0.1〜2.0程度を目安に指定)
まとめ
今回は画像生成の手順について解説しました。