
Midjourneyで画像生成をしているけど、思うような作品ができない…他の人のような美しい画像を作るコツはありませんか?
こんな疑問にお答えします。
関連して、これからMidjourneyを始めたい方はこちらの記事を参考にしてください。
本記事の内容
Midjourneyで理想の画像を生成するには、適当にプロンプトを入力するのではなく、「効果的なプロンプトテクニック」を理解する必要があります。
この3つのポイントが重要です。
プロンプト構成では、主題を最初に書き、背景やスタイルを順序立てて記述します。キーワード活用では画質向上やライティング指定を適切に使い分けてください。ネガティブプロンプトでは不要な要素を「–no」で除外できます。
上記を意識することで「プロ級の画像生成」が可能になりますが、大前提としてMidjourneyは「正しいプロンプトの書き方」を理解することで劇的に結果が変わります。
多くの初心者が思うような結果を得られない理由は、「プロンプトが曖昧」「キーワードの使い方が不適切」「除外設定を活用していない」ことが原因です。

やっぱりプロンプトが命ってことですね!コツが掴めてくるとだんだん思い通りの画像が生成できるようになります。
効果的なプロンプトテクニックを理解して、理想の作品作りを実現していきましょう。
Midjourney画像生成の基本的なコツとプロンプトの書き方
Midjourneyで画像生成するときの基本的なコツとは?
Midjourneyで画像生成を成功させる基本的なコツは、「主題を最初に書く」ことです。
あなたが作りたい画像の主人公となる要素を英語で最初に記述してください。例えば「a cat」「a futuristic city」「a samurai」といった形で、メインとなる対象を明確にします。
主題が決まったら、次に状況や動作を追加していきます。「sleeping」「flying」「sitting on a chair」のように、主題がどんな状態にあるかを具体的に表現しましょう。
最後に背景や場所を指定することで、画像全体の印象が大きく変わります。「in a forest」「under the moonlight」「on the beach」など、シーンの設定を加えることで理想に近い画像が生成されるでしょう。

ちなみにこちらの見出し画像の女性は以下プロンプトで生成しています。
orefパラメータとowパラメータを使っています(画像URLは仮)。
Middle Eastern woman, late 20s, beautiful, graceful, traditional abaya, intricate embroidery, thumbs up, smiling, sunset light, golden hour, desert market, colorful vegetables, spice stalls, woven baskets, serene atmosphere, soft shadows, warm tones, people in background, distant chatter, desert horizon, cinematic, ultra-realistic, high-resolution --ar 16:9 --v 7 —oref https://xxxxx —ow 1
プロンプト構成で画像生成の精度が変わるコツはある?
プロンプト構成で画像生成の精度を高めるコツは、「重要な順に並べる」ことです。
AIは文章の前半に書かれた内容を優先的に反映するため、最も描きたい要素を最初に配置してください。「A fox in a snowy forest, sunrise, cinematic lighting」のように、狐→森→時間帯→ライティングの順で記述すると、狐が主役の美しい画像が生成されます。
また、カンマで要素を区切ることで、AIが各要素を正確に認識しやすくなります。長い文章ではなく、キーワードを並べる形式で書くと効果的でしょう。
画風やスタイルは最後に追加することで、全体の雰囲気を調整できます。「watercolor style」「oil painting」「anime style」など、好みの表現方法を指定してみてください。
英語でプロンプトを書く画像生成のコツは?
英語でプロンプトを書く画像生成のコツは、「シンプルな単語を使う」ことです。
複雑な英文法や長い文章は必要ありません。「beautiful」「detailed」「colorful」といった基本的な形容詞で十分に表現できます。
日本語でも画像生成は可能ですが、英語の方が安定した結果を得やすいのが現実です。翻訳ツールを使って日本語を英語に変換してから入力すると、思った通りの画像に近づきやすくなるでしょう。
英語が苦手な場合は、まず日本語で作りたい画像をイメージして、それを簡単な英単語に置き換える練習をしてみてください。「猫」なら「cat」、「夜景」なら「night view」のように、基本的な単語から始めることが成功への近道です。

英語が苦手な人も今は「Google翻訳」「DeepL」などの優秀な翻訳ツールがありますから全く心配いらないですね!
効果的なキーワード活用で画像生成の品質を向上させるコツ
画質向上に効果的なキーワード活用のコツとは?
画質向上に効果的なキーワード活用のコツは、「解像度指定を追加する」ことです。
プロンプトの最後に「4K」「ultra detailed」「high resolution」といったキーワードを加えるだけで、画像の鮮明さが大幅に向上します。特に「ultra detailed」は細部まで丁寧に描かれた高品質な画像を生成したい場合に効果的でしょう。
「photorealistic」は写真のようなリアルな質感を求める場合に使用してください。反対に「anime style」「cartoon style」を指定すると、イラスト調の画像を生成できます。
画質を安定させたい場合は「masterpiece」「best quality」といったキーワードも有効です。ただし、あまり多くの画質キーワードを詰め込みすぎると、かえって画像が不自然になる可能性があるため注意が必要でしょう。

ところで、この見出し画像の女性は「thumbs up」(親指立てて)って指定したのによくわからないポーズになりました。でも、逆にイイ感じに品物選んでる感が出たかも笑
ライティング指定で画像生成の印象を変えるコツは?
ライティング指定で画像生成の印象を変えるコツは、「時間帯と光の種類を明確にする」ことです。
「golden hour」は夕日の温かい光を表現し、ロマンチックで美しい雰囲気を作り出せます。「sunrise」や「sunset」も同様の効果が期待できるでしょう。
「moonlight」「night lighting」は神秘的で幻想的な印象を与えたい場合に適しています。「soft light」は優しく柔らかな印象を、「dramatic lighting」は迫力のある印象を演出できます。
「studio lighting」はプロフェッショナルな写真のような均一な光を作り出し、「natural lighting」は自然で親しみやすい印象を与えてくれるでしょう。場面に応じてライティングを使い分けることで、同じ主題でも全く異なる印象の画像を生成できます。
画風指定のキーワードで差をつける画像生成のコツとは?
画風指定のキーワードで差をつける画像生成のコツは、「具体的なスタイル名を使う」ことです。
「oil painting」は古典的で重厚感のある絵画風に、「watercolor」は透明感があり優しい水彩画風に仕上がります。「pencil sketch」はシンプルで洗練された鉛筆画風の表現が可能でしょう。
「ukiyo-e style」のように特定の美術様式を指定すると、その時代や文化の特徴を反映した独特な画像を生成できます。「cyberpunk style」「steampunk style」といったジャンル指定も効果的です。
現代的な表現を求める場合は「digital art」「concept art」「3D render」などを試してみてください。アニメ風にしたい場合は「anime style」だけでなく、「Studio Ghibli style」のように具体的なスタジオ名を指定すると、より特徴的な画風を再現できるでしょう。

ちなみに上の見出し画像は以下プロンプトで生成しています。
Middle Eastern woman, late 20s, beautiful, graceful, traditional abaya, intricate embroidery, thumbs up, smiling, sunset light, golden hour, desert market, colorful vegetables, spice stalls, woven baskets, serene atmosphere, soft shadows, warm tones, people in background, distant chatter, desert horizon, cinematic, ultra-realistic, high-resolution --ar 16:9 --v 7 —oref https://xxxxx —ow 1
ネガティブプロンプトを使った画像生成の精度向上コツ
ネガティブプロンプトで画像生成を改善するコツとは?
ネガティブプロンプトで画像生成を改善するコツは、「含めたくない要素を明確に指定する」ことです。
Midjourneyでは「–no」パラメータを使って、不要な要素を除外できます。例えば人物を写したくない風景画を作る場合は「–no people」と記述してください。
文字や記号が入ってしまう場合は「–no text, letters, watermark」のように複数の関連語を同時に指定すると効果的です。特定の色を避けたい場合は「–no pink, purple」といった形で色名を指定できるでしょう。
ネガティブプロンプトを使用する際は、除外したい要素を具体的かつシンプルな英単語で表現することが重要です。あいまいな表現よりも、明確で分かりやすい単語を選ぶと、AIが正確に理解して除外処理を行ってくれます。
不要な要素を除外して理想に近づけるコツは?
不要な要素を除外して理想に近づけるコツは、「段階的に調整する」ことです。
最初は基本的なプロンプトで画像を生成し、望ましくない要素が含まれた場合にネガティブプロンプトを追加してください。一度にたくさんの除外要素を指定すると、画像が不自然になったり、全体のバランスが崩れたりする可能性があります。
画像の乱れを防ぐ場合は「–no blurry, distorted, extra limbs」のように、品質に関わる問題を除外すると良いでしょう。背景をシンプルにしたい場合は「–no complex background, cluttered」と指定できます。
生成された画像を確認して、まだ不要な要素が残っている場合は、さらに具体的なネガティブワードを追加してください。逆に除外しすぎて画像が物足りなくなった場合は、ネガティブプロンプトを減らして調整しましょう。
–noパラメータの効果的な使い方のコツとは?
–noパラメータの効果的な使い方のコツは、「優先度の高い除外要素から指定する」ことです。
最も避けたい要素を最初に記述し、カンマで区切って複数の要素を同時に指定できます。「–no people, cars, buildings」のように、関連する要素をまとめて除外すると効率的でしょう。
重み付け機能を使って除外の強さを調整することも可能です。「unwanted element::-1」のように「::-1」を付けることで、その要素を軽く抑制できます。完全に除外したい場合は通常の「–no」を使用してください。
同義語や関連語も併せて指定すると、除外効果が高まります。文字を除外したい場合は「–no text, letters, words, typography」のように、文字に関連するあらゆる表現を含めると良いでしょう。ただし、あまり多くの要素を除外しすぎると画像が単調になるため、バランスを取ることが大切です。
Midjourneyパラメータ設定で差がつく画像生成のコツ
アスペクト比設定で画像生成を最適化するコツとは?
アスペクト比設定で画像生成を最適化するコツは、「用途に応じて比率を選ぶ」ことです。
「–ar 16:9」は横長の画像を生成したい場合に最適で、風景画や映画のようなシーンに適しています。SNSのヘッダー画像や YouTube のサムネイルを作成する際にも効果的でしょう。
「–ar 9:16」は縦長の画像を生成し、スマートフォンの壁紙や Instagram のストーリー用画像に向いています。人物の全身を描きたい場合にも縦長比率が有効です。
「–ar 1:1」は正方形の画像で、Instagram の投稿やアイコン画像の作成に便利でしょう。バランスの取れた構図を作りやすく、どの方向にも等しく注意を向けることができます。

Midjourneyで生成できる画像は「横長」「縦長」「正方形」です。このアスペクト比以外で指定してもどれかに矯正されちゃいます。
デフォルトの比率で満足できない場合は、作成目的を明確にしてからアスペクト比を指定してください。適切な比率を選ぶことで、画像の印象や使いやすさが大きく向上します。

こちらの見出し画像の女性は以下プロンプトで生成しています。
お分かりの通り、この画像をベースに他のポーズの画像も生成しています。
Middle Eastern woman, late 20s, beautiful, graceful, traditional abaya, intricate embroidery, thumbs up, smiling, sunset light, golden hour, desert market, colorful vegetables, spice stalls, woven baskets, serene atmosphere, soft shadows, warm tones, people in background, distant chatter, desert horizon, cinematic, ultra-realistic, high-resolution --ar 16:9 --v 7
バージョン指定で画像生成の品質を向上させるコツは?
バージョン指定で画像生成の品質を向上させるコツは、「最新バージョンを活用する」ことです。
「–v 7」は現在の最新バージョンで、従来よりも高精度で自然な画像生成が可能になっています。特に人物の描写や複雑なシーンの再現能力が大幅に向上しているでしょう。
バージョンによって画風や特徴が異なるため、作りたい画像の雰囲気に合わせて選択してください。古いバージョンの方が好みの結果を得られる場合もあるため、複数のバージョンで試してみることをおすすめします。
品質を重視する場合は最新バージョンを、特定の画風を求める場合は過去のバージョンを使い分けると良いでしょう。バージョン指定をしない場合は自動的に最新バージョンが適用されますが、明示的に指定することで一貫した結果を得やすくなります。
V7の新機能を活用した画像生成のコツとは?
V7の新機能を活用した画像生成のコツは、「Omni Reference機能を使いこなす」ことです。
「–oref」パラメータを使用すると、参照画像の特徴を保持しながら新しい画像を生成できます。キャラクターの一貫性を保ちたい場合や、特定のオブジェクトのスタイルを再現したい場合に効果的でしょう。
「–ow」パラメータで参照画像の影響度を調整できます。数値が高いほど参照画像に忠実になり、低いほどプロンプト内容が強く反映されます。100がデフォルト値で、0から1000まで設定可能です。
スタイルリファレンス「–sref」と組み合わせることで、キャラクターの特徴と画風の両方を制御できます。複数の参照画像を組み合わせる場合は、それぞれの影響度を調整して理想的なバランスを見つけてください。
V7では従来の「–cref」が廃止され、「–oref」に統一されているため、新機能を積極的に活用することで高品質な画像生成が実現できるでしょう。
【実践編】Midjourney画像生成で失敗しないコツと注意点
初心者が陥りがちな画像生成の失敗パターンとコツは?
初心者が陥りがちな画像生成の失敗パターンとコツは、「あいまいなプロンプトを避ける」ことです。
「美しい画像を作って」のような抽象的な表現では、AIが何を描けば良いか判断できません。「A beautiful sunset over the ocean, golden hour lighting」のように、具体的な要素を明確に指定してください。
日本語と英語を混在させることも失敗の原因になります。プロンプト内では言語を統一し、できるだけ英語で記述すると安定した結果を得られるでしょう。
複数の全く異なる要素を一度に指定することも避けるべきです。「猫と宇宙と料理」のように関連性のない要素を組み合わせると、混乱した画像が生成される可能性があります。テーマを絞って一貫性のあるプロンプトを作成することが重要です。
プロンプトが長すぎる場合の改善コツとは?
プロンプトが長すぎる場合の改善コツは、「重要な要素だけを残す」ことです。
100語を超えるような長いプロンプトは、AIが混乱する原因になります。最も描きたい要素を3〜5個程度に絞り込み、シンプルで分かりやすい構成にしてください。
同じ意味の単語を重複して使っている場合は削除しましょう。「beautiful, gorgeous, stunning」のように類似した形容詞を並べるよりも、「beautiful」だけを使う方が効果的です。
不要な接続詞や助詞も省略できます。「A cat that is sitting on a chair」よりも「A cat sitting on a chair」の方が簡潔で理解しやすいでしょう。
長いプロンプトを短縮する際は、主題→状況→背景→スタイルの順序を保ちながら、各要素を1〜2語程度にまとめることを心がけてください。
思った通りの画像が生成されない場合の対処コツは?
思った通りの画像が生成されない場合の対処コツは、「段階的に調整する」ことです。
まず、プロンプトの主題が明確に記述されているか確認してください。望む結果が得られない場合は、主題を最初に配置し直したり、より具体的な表現に変更したりしてみましょう。
キーワードの順序を変えることも効果的です。重要度の高い要素ほど前に配置し、細かい装飾的な要素は後ろに移動させてください。
ネガティブプロンプトを活用して、不要な要素を除外することも重要でしょう。思わぬ要素が混入している場合は「–no」パラメータで明確に除外指定を行ってください。
同じプロンプトでも生成するたびに異なる結果が得られるため、複数回試してみることをおすすめします。気に入った画像が生成された場合は、そのプロンプト構成を記録して今後の参考にしましょう。
まとめ:Midjourney画像生成のコツを活用して理想の作品を作ろう
Midjourney画像生成で理想の作品を作るコツをマスターするには、プロンプトの基本構成から始めることが重要です。
主題を最初に明確に記述し、背景やスタイルを順序立てて配置することで、AIが理解しやすいプロンプトを作成できます。効果的なキーワード活用では、画質向上やライティング指定を適切に使い分けることで、プロ級の仕上がりを実現できるでしょう。
ネガティブプロンプトを使った除外機能も積極的に活用してください。「–no」パラメータで不要な要素を除外することで、より理想に近い画像を生成できます。
パラメータ設定では、アスペクト比やバージョン指定を目的に応じて調整し、V7の新機能であるOmni Reference機能も活用しましょう。
失敗を避けるためには、あいまいなプロンプトを避け、段階的に調整を重ねることが大切です。
これらのコツを実践することで、Midjourneyでの画像生成スキルが大幅に向上し、思い描いた通りの美しい作品を作れるようになるでしょう。

この記事で使っている見出しの画像は2種類のプロンプトで生成しています。ベースは「市場で野菜を見ている女性」を生成。次にキャラクターとスタイルを保持して「親指を立てた笑顔の女性」を生成しています。面白いですよね!